Googleは6月19日、コマンドラインツール「GoogleCL」を公開した。PicassaやYouTubeなど、Googleのおもだったサービスへのアクセスをコマンドライン上で実行できるユーティリティで、現在のバージョンは0.9.7、ライセンスはApache License 2.0。Linux/Mac/Windowsで動作する(Windowsで動作させる場合はIsaac Truett氏のブログのエントリなどを参照)。
GoogleCLで扱えるGoogleのサービスは以下のとおり。
- Blogger
- Calendar
- Contacts
- Docs
- Picassa
- YouTube
たとえば、ローカルディスクの/photos/cats/以下にあるネコ写真で、"Cat Photos"という名前のアルバムをPicassa上に作りたいときは、
$ google picasa create --title "Cat Photos" ~/photos/cats/*.jpg
のようにコマンドを入力すればOK。その他のサービスの使用例もGoogleCLのページで紹介されている。
GoogleCLはPythonで書かれたアプリケーションであるため、Pythonライブラリであるpython-gdata()をあらかじめインストールしておく必要がある。Pythonの古いバージョン(1.2や1.3)ではGoogleCLが動作しないので、2.0以降のバージョンにアップグレードしておこう。