今年のAWS re:Inventには約6000名を超えるパブリックセクター関係者が参加しており、パブリックセクター"だけ"にフォーカスしたプログラム「The World Wide Public Sector Keynote」の参加者も1000人を超える活況を呈していました。このキーノートでは、その年にアナウンスされたイノベーティブなパブリックセクターの事例がいくつも紹介されるのですが、本稿ではその中から「ShakeAlertLA」―2019年の「City on a Cloud Innovation Challenge」(AWSクラウドを使ったもっともイノベーティブなプロジェクトを実施したパブリックセクターに贈られるアワード)の「Dream Big」部門で受賞したロサンゼルスのケースをピックアップしてみます。
「City on a Cloud Innovation Challenge」はAWSが全世界のパブリックセクターを対象に毎年開催しているコンペティションで、夢のあるアイデアを競う「Dream Big」部門にはロサンゼルスを含む18の組織が応募した