Android Weekly Topics

Google Pixel Watch 4の⁠今わかっているコト

街を歩いていると、ガジェット好きでなさそうな方もGoogle Pixel Watchを着けているのを見るようになりました。

Pixel Watchは、おおよそ1年周期で新モデルが登場しており、現行は製品名に「3」が付くので3世代目です。新モデルは9月から10月には発売されると予想されているので、今回は、4世代目となる「Pixel Watch 4」の今わかっていることをまとめてみます。

発売時期と価格

まずは、発売時期からです。

冒頭でも触れたように、発売時期は9月から10月と言われています。現行モデルは、昨年の8月13日に開催されたMade by Google 2024で発表されて、翌日の14日から予約開始、発売は9月14日でした。

新モデルも似たスケジュールになる可能性が高そうです。

次に価格です。

Pixel Watchの基本モデルは、初代が3万9,800円、Pixel Watch 2が5万1,800円、Pixel Watch 3が5万2,800円とジワジワと価格が上がっています。

Pixel Watch 4の価格は、2024年7月にリークされた欧州価格が399ユーロでした。現在の相場で換算すると6万5,800円程度になります。類似のGalaxy Watch 7の40ミリモデルが5万7,200円なので、これに近い価格に調整されると考えられますが、Pixel Watch 3からは値上げになるのは間違いなさそうです。

購入を検討されている方は、発売当初のキャンペーンを逃さないようにする必要がありそうです。

サイズ展開は変わらず

現行モデルは、41ミリと45ミリの2サイズ展開で、新モデルでもこれは踏襲されそうです。Galaxy Watchは6から7になる段階で、腕時計のダウンサイジングの潮流にのり、43ミリが40ミリへ、47ミリが44ミリへ小型化されています。Pixel Watchでも同じ流れで、40ミリを切る38ミリのサイズが登場すれば、胸熱ですが操作はしづらいかもしれません。

Pixel Watch 3は、ディスプレイのベゼル幅がPixel Watch 2から1ミリ削減されたので、Pixle Watch 4は、さらに削減されてディスプレイの大型化が進むと予想されています。となれば、先の触れた小型化に期待したいのですが、ケースを小型化するとバッテリ容量が縮小するので現実的には難しいかもしれません。

Tensorプロセッサが搭載される

Pixel Watch 4には、ウェアラブル向けのTensorプロセッサ搭載を目指して開発が進めています。このチップは、Cortex-A78×1+Cortex-A55×2の3コア構成が採用されると言われています。また、AI処理専用のコプロセッサも搭載することで、Pixel Watch 3に搭載されていたSnapdragon W5と比較して40%の電力効率改善が見込まれています。

AI処理の専用コプロセッサが搭載される恩恵として、自然言語による音声コマンドの処理が短縮すると見込まれており、実用的なテンポでデバイスとのやり取りが実現すると言われています。また、Wear OSにもAIが統合されるはずで、スマートウオッチがAIへの接点となる流れを作るかもしれません。

これでPixelブランドのすべてのデバイスに対して、Tensorプロセッサが搭載されることになります。

スマホ向けのTensorプロセッサは、Snapdragonと比較してパフォーマンス不足が取り上げられることが多くあります。ウェアラブルでも同じ構図となるのか気になりますが、Wear OSもTensorに合わせて最適化されることになるはずなので、日常遣いで不満が出るシーンはないはずです。

健康管理機能は高度化

睡眠段階の分析機能とストレスレベル評価の精度が向上されると予想されています。また、生体電気インピーダンス法を応用した体組成分析機能が追加されることで、体脂肪率、骨密度、筋肉量の測定が可能になるともされています。

スマートウォッチの健康管理機能は、行き着くところまで行った感はありますが、高度化された健康管理機能とFitbitアプリに搭載されるGeminiベースのAIの手助けを得て、健康的な生活が送れるキッカケを作ってくれるはずです。

今週は、このあたりで、また来週。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧