第2章 ウェブの技術について理解しよう
2-1. ウェブ標準技術とW3C
ウェブページの作成で使われる技術(HTMLやCSS)は、企業の独自技術ではありません。世界中の開発者や研究者が集まる「ウェブ技術の標準化を推進する組織」によって決められおり、誰でも自由に利用することができます。
ウェブ技術の標準化を推進する組織「W3C」
ウェブページを作成するには、さまざまな技術を使うことになります。たとえば、HTMLやCSS、JavaScript、イメージ、マルチメディア、その他、Flashなどの拡張技術です。Wordで文章を作成する場合は、アプリケーションソフトの操作方法を習得するだけで、すぐに実行できますが、ウェブページは最低限、HTMLとCSSの仕様について理解しておく必要があります。これらの技術の大半は、特定の企業が開発した独自の技術ではなく、「W3C(The World Wide Web Consortium)」というウェブ技術の標準化を推進する組織によって策定されています。