本記事の対象APIは既にサポートされていません。記事は参考程度にご利用ください。
今回からはWindows Live スペースのフォト アルバムを操作できるWindows Live Photo APIについてです。
Windows Live スペース フォト アルバム
ブログサービスであるWindows Live スペースとその機能のひとつフォト アルバムをご存知でしょうか。フォト アルバムは、

通常は、
Windows Live Photo API
フォト アルバムを操作できるAPIはWindows Live Photo APIと呼ばれ、
- Windows Live Photo WebDAV API
- Windows Live Photo ATOM API
の2種類があります。
API利用によって次の操作が可能です。
- 写真のアップロードおよびダウンロード
- アルバムの作成
- 写真またはアルバムの名前変更および削除
Live Photo APIは、
以上のことからAPI利用によりWindows Liveユーザーのブログスペースをフォトストレージとして使用したり、
WebDAV API、
アクセス許可
ここからは委任認証を理解しているものとして進めます。委任認証ではアプリケーションプロバイダ
Photo APIで使用するオファーとアクションの組み合わせは次の2種類です。
オファー・ |
説明 |
---|---|
SpacesPhotos. |
アルバムと写真に対する読み取り専用でのアクセス許可 |
SpacesPhotos. |
アルバムと写真に対する読み取りおよび追加・ |
必要とするオファー・

図は2種類のオファーとアクションを指定した場合です。
フォト アルバムへのアクセス
本連載はAtom Publishing
フォト アルバムを操作するには、
https://cumulus.services.live.com/@C@[LID]/AtomSpacesPhotos[/リソースへのパス]
[LID]にはユーザーデータの場所を示す識別子、
上記URLへアクセスするときに、
以上をまとめると、
[HTTP Method] /AtomSpacesPhotos[/リソースへのパス] HTTP/1.1
Host: cumulus.services.live.com
User-Agent: [Name of User Agent]
Authorization: DelegatedToken dt="[委任トークン]"
フォト アルバムの構造
アルバムやフォトにアクセスする際のURLに指定するリソースのパスについてまず理解しましょう
最初にフォト アルバムのストレージの構造とリソースパスの関係をみてみましょう。
ユーザーからみたアルバムとフォト
アルバムとフォトの関係を図3に示します。

実際にサービスを利用しているとわかるように、
また、
リソースの種類とパスの記述
APIで使用するリソースのパス指定では、
リソースパスではアルバムはフォルダ
/Folders
それぞれのアルバムは名前とは別に番号により管理されています。たとえば、
/Folders(123)
ひとつのアルバム内のフォトすべてを表すパスは次にようになります。
/Folders(123)/Photos
フォトも番号で管理されています。アルバム内のひとつのフォトのリソースパスは以下のようになります。
/Folders(123)/Photos(456)
以上を先ほどの図で説明すると図4のようになります。

フォトのタイプ
ユーザーからみたフォトはひとつでも、
あるフォトのすべてのタイプを表すコレクションは、
/Folders(123)/Photos(456)/ImageStreams
と記述し、
/Folders(123)/Photos(456)/ImageStreams(1)
アルバムやフォトと同様に番号で管理されています。アルバムやフォトに付けられる番号はWindows Liveサービスにより自動で割り振られた、
番号 | タイプ |
---|---|
1 | WebReady |
2 | Thumbnail |
3 | HighRes |
4 | MobileReady |
5 | FullScreen |
6 | MiniPhoto |
7 | Other |
通常、
ユーザーからみた場合、

バイナリデータ
ここまでに示したフォト単体を示すリソースパスの記述はユーザーがアップロードした画像バイナリデータそのものを表すものではありません。
データそのものを表すパスは、
/Folders(123)/Photos(456)/ImageStreams(1)/$value
次のように記述も可能です。この場合は、
/Folders(123)/Photos(456)/$value
当然ながら実データがない、
今回はここまでです。アルバムやフォトにアクセスするときのリソースパスについて理解いただけたでしょうか。次回は今回の内容に続いてLive サービスからの応答形式を理解し、