2008年12月9日、サントリーホール(六本木)にて「第2回企業ウェブ・グランプリ」の選定・授賞式が行われ、ベストグランプリが発表された。
同コンテストは、企業サイトにフォーカスしたWebサイトの表彰式で、参加企業のWeb担当者・関係者たちによる投票により、全12部門のグランプリが決定するというもの。参加企業の内、31社から80サイトの応募があった中、255名の審査員により、39のノミネートサイトが決まっていた。
開催に先立ち、挨拶を述べるクオンタムリープ(株)代表取締役 出井伸之氏。
その中から、12部門、計13サイトのグランプリと、今回、特別賞としてRIAC(RIAコンソーシアム)特別賞が、最初に発表された(別表参照)。その後、各部門のグランプリを対象とした会場参加者による投票が行われ、その場でベストグランプリが決定した。
授賞式の司会を務めた花王(株)本間充氏(左)と日本IBM(株)樋渡友子氏(右)。投票後の結果をその場で集計中。
栄えある第2回ベストグランプリには、パイオニア(株)の「Sound Lab.」が選ばれた。
ベストグランプリ授与には、Sound Lab.関係者を代表して、パイオニア(株)コーポレートクリエイティブセンター宣伝部クリエイティブ統括室Web企画グループマネージャー 青山雅一氏が登壇し、表彰状とトロフィーを受け取った。青山氏は「大変すばらしい賞をいただき、光栄です。今回の受賞を励みに、さらに優れた企業サイトを目指していきたい」と述べた。
受賞の喜びとこれからについて語ったパイオニア青山氏。
ベストグランプリを受賞した「Sound Lab.」制作メンバー。
また、グランプリの講評を述べた慶応大学環境情報学部教授WIDEプロジェクト 中村修氏は「今、インターネットには2つの側面があります。1つはインフラとして、もう1つはクリエティブなものとして。その中で会社の顔を担う企業サイトの位置付けは、インフラにおけるプレゼンスを表現するものです。これまで、TVや新聞といったメディアで企業を紹介してきた状況が、今後はインターネット上で行うようになっていきます。その中で、今回参加された皆さんをはじめ、企業サイトを作っていく皆さんには、ぜひインフラの中でクリエイティビティを発揮し、2つの側面を意識したサイトを目指していってもらいたいです」とまとめ、授賞式は幕を閉じた。
閉幕の挨拶をした慶応大学 中村氏。
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各部門表彰サイト