LaTeX2ε [マクロ&クラス]プログラミング実践解説
2003年6月13日紙版発売
吉永徹美 著
B5変形判/352ページ
定価3,608円(本体3,280円+税10%)
ISBN 4-7741-1758-7
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書籍の概要
この本の概要
本書は,LaTeX2εでのマクロ・クラスの活用・構築のための,実践的な解説書です。前著では触れられなかった高度な情報を,細部まで踏み込んでまとめました。本書で取り上げている知識はTeXに対しての理解を深め,より自在に使いこなして行くためのよい案内書となることでしょう。
こんな方におすすめ
- LaTeXのマクロやクラス構築に興味のある人
- マクロやクラスの動作について知りたい人
目次
第1章 フォントの使用
- 1.1 TeX自身におけるフォントの取り扱い
- 1.2 テキスト(数式以外)でのフォントの使用
- 1.2.1 フォントの属性
- 1.2.2 新しいエンコーディングの定義
- 1.2.3 ファミリー・シリーズ・シェイプの宣言
- 1.2.4 サイズ関数
- 1.2.5 テキスト用書体変更マクロの定義
- 1.2.6 LaTeXで用いるフォント識別子
- 1.3 数式でのフォントの使用
- 1.3.1 数式用フォントと数式のバージョン
- 1.3.2 数式用フォントの定義
- 1.3.3 数式における文字サイズ
- 1.3.4 数式用記号の定義
- 1.3.5 複数文字からなる数式用記号・数式のスタイルに応じた処理
- 1.3.6 数式用フォントのカスタマイズ
- 1.3.7 数式グルー
第2章 マクロ作成とデータ構造
- 2.1 マクロ定義
- 2.1.1 レジスタ割り当てマクロ
- 2.1.2 マクロの引数
- 2.1.3 トークン列の読み取り
- 2.2 リストの応用
- 2.2.1 汎用のリスト操作マクロ
- 2.2.2 リストの整列
- 2.2.3 簡易版citeパッケージ
- 2.3 ツリー・リンクリスト
- 2.3.1 ツリー
- 2.3.2 2分木
- 2.3.3 リンクリスト
第3章 LaTeXカウンタ
- 3.1 LaTeXカウンタの依存関係
- 3.1.1 カウンタの依存関係の削除
- 3.1.2 カウンタの再帰的なリセット
- 3.2 LaTeXカウンタの連動
- 3.3 相互参照
- 3.3.1 文書単位に対する識別文字列の導入
- 3.3.2 文書単位間の参照
第4章 ボックスの使用
- 4.1 ボックスの構造と\lastbox
- 4.1.1 “直前の項目”の取得
- 4.1.2 段落の構造
- 4.2 ボックスの分割
- 4.2.1 \vsplitに関係するパラメータ
- 4.2.2 ボックスの分割とグルー
- 4.2.3 段落の再構成
- 4.3 不特定多数のボックスの使用
第5章 文字列処理
- 5.1 文字列の比較
- 5.2 文字列の加工
- 5.3 verbatim系の環境
第6章 表の作成
- 6.1 表の作成の基礎
- 6.1.1 \halignによる配列
- 6.1.2 高レベルのインタフェイスの構築の基礎
- 6.1.3 配列要素の寸法の測定
- 6.2 行の結合を伴う表
第7章 ページスタイル
- 7.1 マークの用法
- 7.1.1 ページスタイルの定義
- 7.1.2 ページの先頭項目と末尾の項目の取得
- 7.1.3 ページ内の全項目の取得
- 7.2 ページの装飾
第8章 ファイル入出力
- 8.1 複数箇所に作成する目次
- 8.1.1 LaTeXで目次の作成に用いられるマクロ
- 8.1.2 章目次の作成
- 8.2 CSVデータの処理
第9章 複数のファイルの管理
- 9.1 複数のファイルをまとめる際の問題点
- 9.2 タイトル部分の補正
- 9.3 目次の作成・LaTeXカウンタの管理
- 9.3.1 目次の作成
- 9.3.2 LaTeXカウンタなどの管理
- 9.4 定理型環境
補遺
- A. エンコーディング表
- B. フォントの一覧表の作成法
- C. keyvalパッケージ
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