Software Design 2024年12月号
2024年11月18日紙版発売
2024年11月18日電子版発売
B5判/184ページ
定価1,562円(本体1,420円+税10%)
今号の特集概要
第1特集
シェルスクリプトの基本と罠
コンテナ,クラウド,Web開発,なにかと使える基礎技術
技術や市場の変化が激しい現在でも,シェルスクリプトは相変わらず重要な技術であり続けています。シェルスクリプトは非常に汎用性の高い技術ですので,「基本」となる部分だけでも知っておけば,コンテナやクラウド開発などさまざまな場面で活用できることでしょう。同時に,長く使われ続けてきたシェルスクリプトには,知っておかないとバグの原因になったり,環境を壊したりする「罠」が存在します。本特集では,このシェルスクリプトの「基本」と「罠」に焦点を当て,シェルスクリプトの基本的な知識から,普段の開発プロセスを便利にするシェルスクリプトの使いどころ,そして罠を避けつつ安全に使うための方法まで解説します。
第2特集
[最新]Swiftの現場
これまでの進化の軌跡&Swift 6レポート
2014年に発表されたSwiftが今年で10周年を迎えました。発表から5年間は毎年メジャーバージョンアップが続きましたが,2019年のSwift 5以降は,マイナーバージョンアップのみとなり,iOSアプリ開発を中心に安定して使われてきました。そして今年9月,最新メジャーバージョンのSwift 6がリリースされ,破壊的な変更を伴う新機能が注目されています。
本特集では,Swiftのこれまでの進化をふりかえりながら,Swift 6の新機能や移行へのヒントを解説します。とくに現場のSwiftユーザーには必須の知識を押さえましょう。
短期連載
[速習]PHPアプリ開発の現在地
【2】PHPUnitのassertSameとassertEqualsの実装ってどう違うの?
2024年12月22日(日)に開催される日本のPHPコミュニティ最大のイベント「PHP Conference 2024」(https://phpcon.php.gr.jp/2024/)のタイアップ連載の2回目です。東京のPHP Conferenceは2000年7月22日に第1回が開催され,それ以降は毎年途切れなく開催されているため,今年で25回目となります。実はこの東京開催のPHP Conferenceが,世界で最も古いPHP Conferenceであることが判明しており,日本のPHPコミュニティが世界的にも早い時期から立ち上がっていた証左となっています。
そして25回目という節目の開催を記念して,この25年間に開催された世界中のPHP Conferenceの年表を作る企画が立ち上がっています。とはいえ世界が対象となると情報も膨大になるため,登録に参加してくれる協力者を募集しています。Googleスプレッドシート(https://bit.ly/phpconhistory)に情報をまとめていますので,希望者は編集権限をリクエストして情報を登録してください。
HP Conference 2024は,発表プロポーザルの当落もほぼ決まってイベントの全体像もだいぶ見えてきた状況です。12月に蒲田でみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。
目次
第1特集
落し穴にハマる前に!
シェルスクリプトの基本と罠
コンテナ,クラウド,Web開発,なにかと使える基礎技術
- 第1章:シェルスクリプトの基礎
利点・欠点・使いどころを認識しよう
- 第2章:シェルスクリプトの基本文法
実務で頻出の機能を要領よく学ぼう
- 第3章:シェルスクリプトの使いどころ
CLIコマンドの活用が業務効率化のカギ
- 第4章:落し穴に落ちないシェルスクリプト開発のススメ
ShellCheckとShellSpecで安全なシェルスクリプトを作る
第2特集
10周年特別
[最新]Swiftの現場
これまでの進化の軌跡&Swift 6レポート
- 第1章:10周年を迎えるSwiftのこれまで
Apple謹製言語の歩みを振り返る - 第2章:Swift 6への移行
求められる既存コード変更へのヒント
短期連載
- [速習]PHPアプリ開発の現在地
【2】PHPUnitのassertSameとassertEqualsの実装ってどう違うの?
連載
- ITエンジニア必須の最新用語解説
【192】Valkey 8.0 - 万能IT技術研究所
【31】結婚式や葬式が決められない!? 旧暦2033年問題――150年前に廃された天保暦に仕込まれた時限爆弾 - FE/AP試験問題に挑戦
【2】情報セキュリティ(技術) - ドメイン解体新書
【11】セキュリティとパフォーマンスを向上するHTTPSレコード - ハピネスチームビルディング
【33】小さなシェアドリーダーシップの発揮を見える化しよう - Cloudflare Workersへの招待
【13】Cloudflare Queuesを使ってバックグラウンドで処理してみよう - ソフトウェアテスト探検隊
【3】シフトレフトテスティングの意義と戦略 - 実践データベースリファクタリング
【11】ループされたクエリの倒し方 - 【最終回】レガシーシステム攻略のプロセス
【8】フロントエンドエンジニアから見るZOZOTOWNリプレイスとまとめ・今後の展望 - ぼくらの「開発者体験」改善クエスト
【12】テスト体験の改善で,開発者体験を改善 - 【最終回】Databricksで勝つデータ活用
【9】Databricksで始めるデータメッシュアーキテクチャ - 実践LLMアプリケーション開発
【15】Human-in-the-loopでAIエージェントの動きにフィードバックを加える(後編) - AWS活用ジャーニー
【27】AWS WAF - インターネットの姿をとらえる
【4】ISPとは何者か - 基礎からわかるDetection Engineering
【5】検知ルールの評価とDetection Engineering Program① - 魅惑の自作シェルの世界
【25】引数のシングルクォートの実装とパラメータ展開の準備 - あなたのスキルは社会に役立つ~エンジニアだからできる社会貢献~
【155】バリアフリーに関する情報を誰かの「一歩」に~みんなのトイレマッププロジェクトから見えてきたこと