大事な順に身につく 説明の「型」
~相手にイライラされない、“伝わる”説明の技術

[表紙]大事な順に身につく 説明の「型」 ~相手にイライラされない、“伝わる”説明の技術

紙版発売

四六判/208ページ

定価1,540円(本体1,400円+税10%)

ISBN 978-4-297-14780-8

電子版

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書籍の概要

この本の概要

「説明が伝わらない」
「相手にイライラされる」

仕事の現場で,そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

本書は,伝わる説明のテクニックを「大事な順」に紹介した書籍です。

世の中にはたくさんの説明のテクニックがありますが,テクニックを多く知ることが,そのまま説明力の向上につながるとは限りません。

大事なことは,相手に伝わる効果の高いものから少しずつ,テクニックを実際に使えるよう身につけていくことです。

  • 最重要レベル:「何が言いたいの?」をなくす「型」
  • 説明上手レベル:「わかりやすい」に磨きをかける「型」
  • 説明達人レベル:聞き手の「感情」を動かす「型」

本書では,重要度別に章を構成し,また,テクニックごとに,すぐに実践できるよう練習問題をつけています。

「理解」→「実践」で,一歩一歩,大事な順に身につけましょう!

<すぐに実践できる!公式のように使える「説明の型」もあわせてご紹介>

こんな方におすすめ

  • 「説明が伝わらない」「相手にイライラされる」ことに悩む方
  • 説明上手になりたいけれど,何から手をつけていいか,わからない方

本書のサンプル

本書の一部ページを,PDFで確認することができます。

目次

第0章 説明する前に意識してみよう

  • 「わかる」って,どういうこと?
  • 伝わらないのが当たり前?:日本人の会話は誤解だらけ
  • 自分は話を聞いてもらえる人か?:日頃の自分を振り返ろう
  • COLUMN:人は,もらったものを返そうとする

第1章 伝わる説明のための準備

  • 説明も「準備」が大事
  • まずは自分がよく理解する:説明することを十分理解しているか?
  • 相手を知る,相手の視点に立つ:説明の相手は誰? 何を知りたい?
  • 目的とゴールを明確にする:何のために,どこを目指して説明する?
  • 相手とゴールを意識して必要な情報を洗い出す
  • 練習も準備:段階的に実践する
  • COLUMN:報告や相談のタイミング

第2章 最重要レベル:「何が言いたいの?」をなくす「型」

  • 話し始め「型」:テーマと目的(+ゴール)の共有
  • 本題の伝え「型」:結論から話す
  • わかりやすい言葉の使い「型」
  • 具体的な話し「型」:数字や固有名詞を使う
  • 聞き手が受け取りやすい話し「型」:一文を短く
  • 混乱の防ぎ「型」:余計なことは言わない
  • COLUMN:マジカルナンバー

公式の「説明の型」初級編

  • 公式の「説明の型」を活用しよう
  • ホールパート法 [~は3つあります]
  • PREP法 [まずは結論を述べる]

第3章 説明上手レベル:「わかりやすい」に磨きをかける「型」

  • 状況の伝え「型」:「事実」と「考え」を区別する
  • 言い切り「型」:解釈を相手に委ねない
  • 「大きいもの→小さいもの」順の話し「型」
  • 「抽象」と「具体」の意識のし「型」
  • 具体化のし「型」:映像が浮かぶように話す
  • 抽象化のし「型」:細かすぎて伝わらないことは抽象化
  • 「たとえ」の使い「型」:「具体」→「抽象」→「別の具体」
  • 相手に寄り添う話し「型」:「共感」を意識する
  • 相手の反応に応じた話し「型」
  • 表情・姿勢・動作の意識のし「型」
  • メリハリのつけ「型」:スピード・強弱・抑揚
  • 確実な伝え「型」:大事なことは繰り返す
  • 業務指示のし「型」:「目的」や「意義」もきちんと伝える
  • COLUMN:質問対応の「5K」

公式の「説明の型」中級編

  • SDS法 [概要→詳細で理解しやすくする]
  • SBAR法 [医療現場での報告の型を活用する]
  • TAPS法 [目標達成への解決策を示す]

第4章 説明達人レベル:聞き手の「感情」を動かす「型」

  • 伝え方の幅の広げ「型」:言い換える・語彙を増やす
  • 語彙の増やし「型」:本や類語辞典,生成AIに触れる
  • 語彙力強化のし「型」:場面別表現事例
  • プレゼンでの聞き手の動かし「型」
  • 「質問」や「間」の使い「型」
  • 言葉のクセ(フィラー)の治し「型」
  • 感情の揺さぶり「型」:ストーリーを語る
  • 説得力の増し「型」:誰かの言葉や本から引用する
  • 抽象化・具体化の練習のし「型」
  • スムーズな「たとえ」の繰り出し「型」
  • 一言で伝える練習のし「型」
  • 効果的な結論の持ってき「型」
  • COLUMN:スライド間にブリッジをかける

公式の「説明の型」上級編

  • DESC法 [上手にNOも言える]
  • PCSF法 [問題の解決策とポジティブな未来を示す]

著者プロフィール

海津佳寿美(かいづかすみ)

コミュニケーションオフィスkinds代表。国家公務員として文部省,国立大学勤務を経て,研修講師として独立。学長秘書時代には皇族や大臣を含む多くのVIP対応も経験。各種ビジネススキルに関する企業研修,個人向け講座を行う。これまで約600回の登壇で受講者は約8千人。著書「一生使える ビジネスメールの『型』」。